今回のチェンライは”タイコーヒー”というテーマを掲げドイチャーンのカフェ巡りをしたかったのですが、宿泊しているプーチャイサイホテルからあまりに遠かったため計画変更。
チェンライ北部にある”コーヒーの村パーヒー”をメインに、ゴールデントライアングル方面を訪れました。
チャーターしていたメーチャンタクシーの運転手ジャムロンさんが立ち寄り先のアドバイスを的確にしてくださり、限られた時間で充実した旅程を組むことができました!
国境地帯を走るため、行く先々で検問があります。必ずパスポート原本を各自身につけておいてください。検問では一人一人のパスポートチェック、顔写真ページと本人の顔を写真に撮られました。
ドイトゥン宮殿(メーファー・ルアン・ガーデン)
故プミポン国王(ラーマ9世)のお母様がチェンライに立てた宮殿とその周りのガーデン。国王のお母様はスイスに滞在していた事もあり、チェンライの気候が気に入って晩年はこちらで過ごす事も多かったとのこと。
開園時間ちょうどに訪れたためまだお掃除中でしたが、園内はきれいに整備され季節ごとの花が咲き、鳥の囀りが聞こえる素敵な公園でした。
園内にはロイヤルプロジェクトとして有名になったドイトゥンコーヒーの小さなカフェもあり、ゆっくり過ごすのも良いと思います。
ドイチャンムーブ(タイーミャンマー国境軍事基地)
ドイトゥンからパーヒーへ向かう途中にある、国境警備の軍事基地。ミャンマー軍兵士とタイ軍兵士の交流スペースもあり平時は交流があるようですが、私が訪れたコロナ期間中は国境が完全に閉鎖されていたためやや緊張した雰囲気でした。
軍事基地とはいえミャンマーを見下ろす展望台やカフェ、ブランコなどがあり、観光地化しています。
この辺りには検問が数多く設置され、パスポートチェックと顔写真の撮影など厳しい密入国対策が行われていました。特にコロナで国境が閉鎖されていた時期にはこの辺りの国境を跨いだ麻薬密輸が多く、警備が強化されていたようです。
コーヒーの村 パーヒー
やっと辿り着きました!パーヒー!
今チェンライ民の間でも人気とのことで、タクシー会社の方にお薦めしていただきました。
霧がかった村を見られるのは早朝から午前中までらしい。なんとか間に合いました!
運転手さんのお勧めのカフェが村の一番奥の方にあるとのことで、急坂を降ること…15分?20分?
今はオフシーズンとのことで、建設中・リフォーム中のお店やホームステイロッジばかり。
そして村の谷をほぼ降り切ったくらいの所にあったロッジ兼カフェに入ったところ、なんと、衝撃の事実が。
今日は村全体が停電で、どこも休業。
とのこと。
昨日は大雨で、ホテルも停電したのよね。
ショック。
私たちのあまりにショックな姿に同情して下さったのか、屋上に上がって写真でも、と誘ってくださいました。優しい・・・。
パーヒーは少数民族のアカ族の村とのことで、タイ語ではない言語が使われていました。
お店の方はタイ語と英語でお話して下さるので、もちろん観光には問題ありません。
またコーヒーだけでなくお茶の栽培も盛ん(むしろコーヒーの方が最近)。
日本でいう民宿のようなホームステイ施設が多く、ハイシーズンはかなりの賑わいだとのこと。
親切なおじさまが招き入れてくれた「パーヒー ビレッジ ホームステイ」
急坂を戻るのが地獄の沙汰でした。
村の方は皆さん、バイクで行き来しているようです。
谷の奥まで行く際には覚悟が必要です!
全てのカフェがお休みだった事を駐車場で待機していた運転手さんに泣きついたところ、運転手さんが村の人に聞き回ってくださり、唯一開いていたカフェに連れて行ってくれました。
メーサイ
ランチは運転手さんお勧めの有機野菜レストランへ。道中に味の好みや子供が辛いもの食べられるかどうかなど希望を聞いてくれ、素敵なレストランを選んでくれました。
ジャンガパック
緑に囲まれた雰囲気の中で、美味しいタイ北部料理がいただけます。有機栽培のお米やお野菜の販売もあります。
メーサイ国境検問所
コロナ期間中だったので完全に国境が閉じており、観光客もおらず閑散としていました。
(2022年8月)
駐停車禁止とのことで、写真撮影のため一瞬下車してすぐにチェンセーンへ向かいました。
ゴールデントライアングル
20年(!)ほど前に一人旅で訪れて以来の、ゴールデントライアングル。
川向こうのラオスに建てられた中国資本の巨大カジノホテルが建った以外は、ほとんど何も変わっていない眺め。
やはり観光客はほとんどおらず、静かな雰囲気。
ボートに乗ってラオス観光もできますが、私は極度の船酔い持ちなので今回は乗りませんでした。
ドイチャーンコーヒー
あんなに探し求めて、でも辿り着けないと諦めたドイチャーンコーヒー。
ここにありました(笑)。
ドイチャーンの少数民族が栽培するコーヒー豆を使ったコーヒーは、やや苦味強め。(個人的感想)
お店のお兄さんとドイチャンが遠くて行けなかったこと、代わりにパーヒーに行ったのに停電だった事などをお喋りして楽しいひとときを過ごしました。
メコン川を眺めながら飲むアイスコーヒー、最高でした!
しかもドイチャーンコーヒーは既にメジャーらしく、街中や空港にもたくさんお店がありました(笑)。
とても親切で知識豊富な運転手さんのお陰で、充実した1日を過ごすことができました。
チェンライのタクシーをチャーターする方法 のページに詳細をまとめましたので、よろしければご参考にどうぞ。
その他お勧めのチェンライ北部観光スポット
今回は回りきれませんでしたが、ハイシーズンや時間のある時に立ち寄りたいと思うスポットを紹介します。
- タムルアン洞窟
映画化もされた、地元サッカー少年チームの13人が遭難した洞窟です。その後、少年の一人はイギリスサッカー留学まで成し遂げましたが、不慮の事故に遭い2023年に亡くなるという更なる悲劇もありました。 - アヘン博物館
ゴールデントライアングルの負の歴史ともいえるアヘン栽培とその影響について展示されています。 - メーサイの各国料理
国境の街らしく、イスラム料理、中華料理、タイ北部料理など様々なレストランが立ち並んでいます。食べ歩きも楽しそうですね。 - カフェ巡り
この辺りの隠れ家的カフェを巡るのも楽しそうです。Googleマップでカフェを検索するとインスタ映えするお洒落なカフェがたくさん出てきます。