チェンライのタクシー
私が初めてチェンライに降り立った2004年頃は空港の目の前にはだだっ広い広場だけがあり、すぐにタクシーを拾うのが難しいような状況でしたが、今は空港からタクシーが拾えるようになりました。
街中にはバスやソンテウなどもあるようですが今回は子供を含めた家族旅行だったため、快適さを優先するべくタクシーチャーターサービスを予め手配しました。※2022年8月
チェンライの街中でも夜になるとソンテウなどが捕まりにくく、タイ人でも帰宅交通手段に困ることがあるようです。
街中のタクシー
チェンライ中心地にはタクシー会社があるので、タクシー会社に電話やLINEなどで配車してもらえます。中心地であれば、おそらく流しや待機場所?のタクシーも捕まると思われます。
今回私は利用していないので、その場合の値段などは分かりません。
Grabタクシーなどの配車アプリ
チェンライには頻繁に行っていますが、4-5年前からGrabが使えるようになっていたと記憶しています。チェンライの街中、有名観光地、日中であれば問題なく利用できると思いますが、早朝や日没以降、山の奥深く(ホテル含む)では捕まらないと思っていた方が良いかと思います。※シーズンにもよるかも
因みにGrabフードも同様で、あまりに不便な場所だとドライバーとマッチングせず配達してもらえません。
運転手付きタクシー(セダン/SUV)チャーター会社の探し方
チェンマイであれば日本語検索でタクシー情報も得られるのですが、チェンライとなると一気に情報量が減ります。
そんな時は英語検索!すると、何個かタクシー会社がヒットし、Facebookやホームページにたどり着きます。
更にチェンライ北部方面に強いタクシーサービスを探したかったので、タイ語で検索!
すると、おそらく個人のタクシー運転手さんが展開している地元タクシーネットワークのFacebookページに辿り着きました。
例)แท็กซี่แม่จัน(メーチャンのタクシー)と検索
チェンライ市街地を拠点とするタクシー会社にとって、メーチャンやチェンセーン方面はかなり遠いので別途料金が必要な場合もある。
チェンライ市街地から離れた地区メインで移動する場合は、その土地名でタクシー会社を検索すると価格も安く見つけられる可能性あり(英語、タイ語検索)。
チェンライタクシー会社との交渉
タクシー会社との連絡はLINEやmessengerで行います。英語のホームページがある場合は簡単な英語でのやりとりが可能ですが、そうでない場合はタイ語でやりとりします。
また、会社によっては事前のデポジットを1000B程度必要としますので支払い方法に注意が必要です。日本から手配する場合の事前支払いはほぼ不可能なので、当日現金払いが可能かどうか確認しましょう。
日本のLINEペイに相当するタイのラビットペイでの支払いを勧められますが、一般的には日本から利用できません。
観光プラン、ルート選び
タクシー会社の方に大まかな観光スポットの相談をすると、所用時間、料金を教えてくれます。注意したいのは、チェンライの山は思っているほど甘くない!!です。
行きたい場所をGoogle マップで検索し所要時間など考慮してからタクシー会社の方にルート相談したものの、何度か却下されることがありました。面倒なだけなの?とも一瞬感じたのですが、実際に雨季のチェンライの奥地を巡った後、”地元タクシー会社の言うことは正しかった・・・”と痛感。
観光プランを立てるポイント
- 有名な観光スポット巡りなら予めタクシー会社が用意しているパッケージがお得
- タクシー会社の方のアドバイスは素直に聞くべし
- 暗くなる前にホテルに必ず戻れるよう、時間の余裕を持つ(道が悪くて暗いエリアは運転手さんも敬遠しがち)
- ルートを大きく外れなければ当日の立ち寄り場所変更も多少は可能
- 地元のお勧めスポットも交えてタクシー会社の方にプラン提案をお願いするのも⭕️
- 手配内容の合意後は急なキャンセル不可!特に当日支払いの場合、お互いの信用の上で成り立っている点を忘れずに
タクシーチャーター料金の目安
2022年8月にチャーターした際、何社か交渉した際に提示された料金です。
年々賃金や物価、燃料費も上がっているのであくまでも目安としてお考えください。また、英語での交渉、タイ語での交渉によって提示される内容に相違がある可能性もあります。
【チェンライ市街地拠点のタクシー会社】
- 8時〜17時で基本料金1,500バーツ+燃料費実費、 または、燃料費込みで2,500バーツ ※ルートによりどちらかのプランを勧められます
- 僻地や山奥に行く場合は別途300バーツ〜
- 1Dayツアー(主要観光スポット巡りのパッケージ各種)1,500バーツ〜
- 半日ツアーなどは750バーツ〜
【メーチャン拠点の個人タクシー】
- 朝から暗くなる前くらいの間に、メーチャン〜北部山岳地帯〜ゴールデントライアングル巡り 2,000バーツ(燃料費込)
- 朝から夕方くらいの間に、メーチャン市内を自由に移動 1,500バーツ(燃料費込)
※参考:ホテルにタクシーチャーター手配の価格を問い合わせたところ、3,800バーツ/4時間 と言われました
当日料金の支払いとチップ
その日の観光が終わる時に運転手さんへチャーター料金を現金で手渡し。
会社経由で手配された運転手さんにはランチ代の支払い(40バーツ位)とチップ100バーツをお渡ししました。
短時間の空港送迎だけであれば、チップ20〜40バーツほどお渡しすると喜ばれると思います。
※目安:チェンライの一般的な食事は30バーツ程度
ガソリン代実費の支払いは、旅程の最後にガソリンスタンドに立ち寄った際に直接支払いました。
年々ガソリン代が高騰しているので、ご参考程度に。
※目安:6時間山道を走り終え、700バーツ位
利用したタクシー会社のご紹介
私が利用した際にとても良いと感じたタクシーサービス会社です。
あくまでも私個人の感想なので、サービスを保証するものではなく一切の責任も負い兼ねます。
- Taxi Chiang Rai
LINEで事前に観光ルート相談も可能(英語可)、当日現金払い。SUVの運転手さんは安全運転、親切丁寧で、非常に快適でした。LINEで当日配車もできるようです。 - รถแท็กซี่แม่จัน
連絡、交渉はタイ語のみ。メーチャン拠点なので、チェンライ北部観光の場合にお勧め。個人タクシーのFacebookページですが地元のタクシーネットワークがあるようなので、タイ語が可能な方であれば幅広く相談に乗ってくれると思います。(ご本人の車はセダンなので、雨季の大雨時の山岳地帯巡りにはやや不向きかも。その場合はSUVを依頼してみては。)
こちらのジャムロンさんは運転手を始めてから15年禁酒している、安全運転、親切丁寧、知識も豊富で仕事熱心な優しいパパさんでした。
運転手さんとの会話
チェンライ市街地拠点のタクシー会社とのやりとりは英語が使えましたが、運転手さんはタイ語しか喋れない方がほとんどです。ただし数字、場所など必要最低限の英語が喋れますので、不便はないでしょう。
簡単なタイ語でも喋れると喜んでもらえるので、”行く、帰る、お腹すいた、買う、欲しい、トイレ”などを覚えていくとより旅行を楽しめると思います。
タイ語が喋れる場合は、地元情報を教えて頂いたり細かい希望を伝えられたりと、とても役に立ちます。
結論
チェンライでは配車アプリが万能ではない現状と道路状況の悪い山岳地帯もあることを踏まえ、限られた時間に効率よく観光地を回れるタクシーチャーターは非常に便利。
予算や旅行形態(個人、家族、グループなど)に合わせて、交通手段を上手に使い分けると良いと思います。