子連れ海外旅行航空会社の選び方
我が家は子供が1歳10か月の頃から年に1回はタイ、その他の国にも子連れ(母子のみ)で旅行してきました。
正直、子供が幼稚園くらいまではフラッグキャリアと呼ばれる格安航空会社ではない航空会社の飛行機に乗ることをお勧めします。その理由としては
- 何かあった時の機内での子供への対応が親切
- 搭乗口までベビーカーを使った後、係の方が預け入れや受け渡しを手助けしてくれる
- 日本発着であれば日本語を話す客室乗務員が丁寧に対応してくれる
- ミルクを作るサポートなども充実
- お手洗いにおむつ替えシートがあり、おむつも頂けたりする
- バシネットが使える
- 座席にモニターがある
- 幼児食がまとも
- ブランケットを借りられる
- 荷物の預け入れが無料
- 何度も言う、とにかく親切
最近はLCCも設備やサービスが良くなってきていますが、それでもやはり細やかな対応をしてくれる点で小さな子供を連れた旅行者には通常の航空会社の方がストレスが少ないでしょう。
子連れはとにかく荷物が多くなりがちで小回りが利きません。少しでも荷物を減らしたい時期には非常に助かるサービスが多いです。
LCC(スクート、エアアジア)に子連れで乗る
我が家は小学生になる頃からタイーバンコク、台湾といった比較的短距離路線でLCCを利用し始めました。
子供は体が小さいので座席のピッチが多少狭くても特に支障はありません。それにスクートの場合は他のLCCに比べて座席が広く、個人的には非常に満足しています。
LCCに乗る時には工夫がいるので少しでもご参考になればと思う点をご紹介します。
座席指定
LCCによっては座席指定が有料なこともありますが、基本的には必ず座席を親子で隣同士になるように指定しています。航空会社が子供単独で座らせることは無いので指定しなくても隣になると聞いたりもしますが、不安材料は取り除いておきたいので有料の場合も指定します。
荷物
預け入れの荷物は原則有料ですので、なるべくお荷物はコンパクトに、軽くまとめることがポイントになります。この場合、スーツケースその物が重いとそれだけ重くなり課金されるのでスーツケースも軽いものがお勧めです。我が家はとにかく軽くて丈夫なサムソナイトのコスモライトを利用しています。
また、全ての荷物を人数分に小分けして規定内に収め、機内へ持ち込むこともできます。一人当たり持ち込める荷物の重さとサイズが決まっているので航空会社のサイト等でご確認ください。
全て持ち込めば荷物の料金はかかりませんが、子供が小さいと荷物の持ち運びや出し入れが面倒ではあります。
機内には液体など持ち込めない物がありますので要注意です。ジェルやジャム状の食べ物、化粧品類、小さな刃物類(ハサミやカッター、ピーラー程度の刃物)も没収されます。
また、LCCは空港の端に搭乗口があるので、乗り降りの際に長い距離を歩いたり飛行機までバスに乗ったり階段を上り下りしたりしますので、その労力も必要となります。
子供の機内食
正直に言って、LCCの子供用機内食は日本人の子供にとってはとても美味しいとは言い難いです。慣れない味のサンドイッチにチョコレートドリンクやビスケット、スナック、といった組み合わせで、非常に好みが分かれるのではないでしょうか。
LCCの公式サイトでは機内への飲み物や食事の持ち込みが禁止となってはいますが、ほとんどの方が軽い食事程度の物を持ち込んでいるようです。私も自分の食事は事前にオーダー(有料)し、子供の食事はおにぎりや食べ慣れた軽食を持ち込んでいます。客室乗務員の方が配膳を終えて控室に戻った後、目立たないように食べさせるようにしています。
※ただし公式には認めれれていませんので、あくまで自己責任でお願いいたします。
持参した飲み水は空港の出国時の手荷物検査場で没収されますので、検査を抜けた待合スペースにある自動販売機やショップにてペットボトル飲料を購入できます。下に記述するラウンジでもペットボトルを頂くことができます。
機内の過ごし方・持ち物
座席にモニターが付いていないので、手ぶらで機内に入ってしまうと到着まで暇を持て余してしまいます。有料のWIFIサービスに繋げれば手持ちのタブレットなどで機内用の映画やドラマが見られますが、キッズプログラムが・・・これまた面白くありません。外国人の子供向けであって日本の子供向けではないように思われます。
そうなると、暇つぶしの何かを自分で用意していくことになります。
- 宿題
習い事や学校などの宿題をやらせる。宿題をやっておけば到着後は遊ぶだけよ!!! - 本やお絵描き、色塗りなど
色鉛筆などは転がりやすいので要注意です。パズルなども落ちると手間なので私はあまりお勧めしません。 - DVDプレイヤーやタブレットの映画や動画、番組
プレイヤー類の場合はディスクがかさ張るので、我が家はレンタルしたDVDなどをタブレットに落とし込んで見せています。
子供用の最大音量調整付きヘッドフォンだと機内の騒音で音が聞こえないので注意!
飛行中の機内は想像以上に騒音が大きく、ボリュームを上げないと聞こえません。日本で買った子供用のヘッドフォンにはボリュームを上げた音を一定以下に抑える機能があり、その抑えられた音量では全くきこえませんでした。
今はサイズ調整のできる大人用ヘッドフォンを使っています。
服装
最近のLCCで極寒を経験することは無くなりましたが、ブランケットを借りられないので(有料)空調対策として長袖の上着を持って行きます。
下は長い丈の緩めスパッツやジャージに靴下&サンダル、という、ファッション度外視で快適さ重視な服装をさせています。せっかくの旅行だから可愛い恰好をさせたいのは山々ですが、暑い寒い苦しいといった場面で調整が利きやすい方が安心です。
空港での過ごし方
最近の空港はLCCターミナルの内容が充実しているので、子供のプレイスペースや広めの飲食ブースでそれほど不便なく過ごせると思います。Wi-Fiが無料、充電のためのコンセントも至る所に設置されています。
個人的に非常に助かっているのがプライオリティパスです。
ドンムアン空港やスワンナプーム空港で乗り継ぎの場合など、プライオリティパスで使えるラウンジでおやつや食事をゆったりと摂りながら体を休めることが出来ます。フリードリンクで2-3時間滞在可能なので、子供も自分のタブレットで動画を見たり本を読んだり宿題をやったり快適に過ごせます。
もちろんWi-Fi無料で充電もできるので、機内で減ったバッテリーを回復させられますよ。
時間によっては、飛行機の機内では食事をせず、到着(経由)した空港のラウンジで美味しくて温かい食事をすることが出来るので出費が抑えられます。
プライオリティパスは別の記事にてご案内します。
LCCを上手く利用してお得な子連れ旅行を
LCCは年齢によって子供でも大人料金と同料金となりますので、フラッグキャリアの割引料金などと比べると条件によりお得に感じられない場合もあります。キャンペーンなどを上手に利用して、よりお得に旅行を楽しめたらいいですね!
スクートとエアアジアでは年に4回程度のキャンペーンがあるようです。片道10,000円前後~15,000円前後までの価格であればお得だと思います。