プーケットでの船の事故のニュースが報じられている。運悪く事故に巻き込まれた方の快復と不明者の方が早く見つかることを願ってやみません。
物事にはどうしても避けられなかった事故もあり、一概に「不注意」で片付けられないとは思うけれど、”自分の直感を信じる”というのも時には大切だと思う所もある。
日本以外の外国では、日本ほど安全確保の為の施策がとられていないことが多い。携わる人たちの危機意識も日本人の感覚とはかけ離れていることもしばしば。
タイが特別に危ない国ということではないけど、確かにタイ人らしいおおらかさで物事に対処してしまうのはあると思う。
バンサワイの旅日記の中で、私がピピ島やコーラル島などで散々な目にあったことを書いたのですが、あれを通じてある種の”危機に対する意識”を植え付けられた気がする。
今自分がいるのは日本ではないこと、安全に対する考えが違うこと、自分の力でどこまで自分を助けられるのか・・・何となくなんだけど、そういう限界点が分かってきた気がする。
その条件を踏まえたうえで、目の前のこと（ダイビングだけではなく、様々な観光や行動）を判断する、のが大切なんじゃないかな。
周りのみんなが「大丈夫、大丈夫！」と言っていても、自分の心が警告を発しているのであれば思い切って断るのも必要だと思う。（観光している中で楽しそうなものを拒否するのは辛いことだけど。）
なんか乗り気じゃない、なんか危ない気がする、という人間の直感は、案外あっていることがあると思う。
もっと内なる自分の声を信じていい気がする。
その直感は経験を重ねる度に鍛えられていくし、旅行については旅する毎に実感すると思う。
今回のプーケットでの事故についてはかなり大きい船みたいだったので、むしろ安心材料だったのかもしれない。天候が急に悪くなったらしいので、不可抗力だったのだろう。
本当に被害者の方には早く元気になって欲しいと思います。
