呉服屋で疲労困憊

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母から処分するように言われた古い着物の数々。祖母が作ってくれたというモノもあるので、なんとか形あるものに残せないかと呉服屋の相談会へ行ってみた。

何か押し付けがましい高額な提案をされやしないかと、ちょっと構えて行ったんだけどそんなことは全然無かった。ノリの良い職人さんみたいな「先生」と呼ばれるおっちゃんが親身になって活かし方を提案してくれた。

母がド派手に染め替えてしまい、ド派手過ぎてとても街中では着られないという理由で「廃棄」印になった着物を持って行ったんだけど、そのド派手さ故に職人さんや店員さんがビックリしていた。
最初は「うーん」と唸っていたけど生地も染めも素晴らしいし、一度試着してみましょうということになり着てみたら、この店の常連のお客さんが飛び入りしてきて「まぁ、なんて素敵!うわ~、顔写りが素晴らしいわ~」とか言い出し、結局そのまま着る事になった。

なんだったんだ、今まで。

昔の着物の生地はとても良い物らしく、軽くて手触りが柔らかくて発色が良い純国産縮緬はもう存在しないとのこと。こんなに斬新(?)な染め物はもう作れないし、手を加えるのは勿体無い、と結論に至った・・・。

時間が余るとあれやこれや反物を持ってきて「こちらとこちらだと、どっちが好みですか?」と、二者択一攻撃にあい、帯・帯締め・帯揚げ・伊達襟・羽織(!)まで全て二者択一していったら試着が完成。

商売上手ですねぇ~・・・・でも、買いませんよ?

と冷静に言い放てるからいいものの、言えない人は大変だろうなぁ~と思った。

結局かれこれ、3時間位はお店に居座った。というか、居させられたというか。
基本、手に取ったものは全て超褒められて「やっぱり良いセンスですね。」「こちらも見れば見るほど良くなりますね。」的な歯の浮くようなセリフを吐かれる。
お客さんが気変わりしたら、気変わりした方をすぐさま褒めたりもするので、「アテにならんなぁ」と思ったね。

楽しかったけど、あまりのチヤホヤ加減にどっと疲れた一日だった。

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