一号線を北上せよ

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沢木耕太郎さんの著書「一号線を北上せよ」(ベトナム編)を読んだ。
面白くて、電車の中で読んでいたら2日程度で読み終えてしまい、久しぶりに電車から降りそびれそうになるほど面白かった。

というか、本当に、旅に出たくなってしまって困る!!

”誰にでも北上すべき一号線は存在する。私にも、あなたにも。”

ひゃぁ~~~。

グッと来るねぇ~~~~~っっ!!!

本を読んでいると、偶然の一致というか、自分と作者との縁というか、そういうものを勝手に見出したくなる。
沢木さんとは勝手に見出したご縁が沢山ある。

・卒業した大学が同じ。学部も隣同士の建物で、相互履修する科目もあった。
・白洲次郎の友人である評論家小林秀雄氏についての記述がよくある。(まあ、私は単なる白洲次郎ファンなんだけど)
・私がベトナムへ行く前に読んだ「ベトナムから来た妻と娘」「サイゴンのいちばん長い日」の著書、近藤紘一氏と沢木氏にゆかりがある
・「一号線を北上せよ」で沢木氏がベトナムに訪れた時期と私の訪れた時期が、ほぼ同じと思われる

なんと!
勝手に!
これほど!!!

「旅する力」に引き続き、旅立ちたくなる衝動が・・・ムクムクと。

チェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリーズ」も思い出してウズウズ。

今、沢木さんの最近の著書「凍」を読んでいるんだけど、クライマー山野井夫妻のヒマラヤの高峰・ギャチュンカンでの命をかけた登山のお話(ノンフィクション)なのね。
読むだけで寒くなってきて困ったもんだ。

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