別れの手紙

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今日はららぽーとに「チェ 39歳別れの手紙」を見に行ってきた。

映画の前、船橋にあるインド料理店でインドカレーを久々に食べた。たまに食べる美味しいよねぇ~。ランチタイムは長蛇の列になっていて、待った甲斐があったのか無かったのか・・・いや、あったはず。

「チェ 39歳別れの手紙」は、やっぱり、小難しい内容だった。幸い私は原作本の”ゲバラ日記”を半分くらいまで読んでいるので背景がなんとなくは分かったけれど。
「28歳の革命」では、次々とゲリラ参加者が増え、農民達の支援が広がり、最後には”キューバ革命”を成し遂げるという「栄光の軌跡」が描かれていたのだけど、「別れの手紙」はその逆。
ボリビアでの苦戦、体調の悪化、ゲリラ隊の統率の欠如など、どんどんチェが追い詰められていく。。。で、結果が分かっているだけに、見ている方は心が苦しくなっていく。

ホアキン隊が壊滅させられた待ち伏せ戦の場面では、女性隊員の遺体の顔が「ピラニアに喰われて」しまったというセリフがあり、生々しすぎた。。。本当の話かどうかは分かりかねるけれど。(彼女の生前の笑顔の写真がゲバラ日記には載っている。)

表題にもなったフィデル・カストロに宛てたチェの「別れの手紙」も、映画では触れられていないが、フィデルの政治的意図にある意味利用されてしまったという見方もある。(当時キューバはソ連の支援に頼っていたのにも関わらず、チェはソ連すら”帝国主義的搾取の共犯者”と非難したため、キューバ政府としてもチェを国内にいないものと宣言する必要があったとか。)
そしてどんどん、チェの純粋さと実際の”政治”とのギャップが浮き彫りになってくる。

映画の結末まで見終えてしまった今、原作の「ゲバラ日記」を読み続けるのにはかなり切ないものがある。
でも、モーターサイクルダイアリーズ⇒革命回顧録⇒ゲバラ日記、と読破するために、頑張って読むぞ。

「行過ぎた資本主義」、「小さい政府&市場原理(主義)」の結果が招いたともいえる現在の経済混乱の中で、ゲバラの思想が(部分的に)見直されているという。

思うに、”相容れないものは排除する”のではなく、彼のアメリカ大統領がマイノリティについて見直そうとしている姿勢が象徴するように、”多様性を受容する”時代に入ってきたのではないでしょうか。色々な意味で。

チェは来日した際、広島を訪れ原爆資料などを見て「アメリカにこれだけの事をされたのに、まだあなた方はアメリカの言いなりになるのですか。」という趣旨の発言をしたという。
チェの在り様が分かる発言だな、と思った。

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