日本を降りる若者たち

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久々に下川裕治さんの新作本を読んだ!昨日も書いたけど、旅の大先輩Sさんにお勧めされた、「日本を降りる若者たち」という本。
いやー、ほんとにコレ、かなり読み応えがあった。今の若者のリアル過ぎる現実が書かれていて、わが身と重なる部分もあって「よくぞ世に書き送ってくれた!」という感じがした。。。

東南アジアで「沈没」している日本の若者にも何パターンかスタイルがあり、それぞれのパターンについても詳しく書かれている。それぞれ個別インタビューによるリアルな内容で、かなりグっとくる。

日本で頑張れる人はタイでも頑張れるし、日本で頑張りすぎてしまった人はタイで”頑張らなくてもいいんだ”と気づき、頑張らない生き方を受け入れる。タイで頑張れた人は日本に帰っても頑張れる。日本で頑張れなかった人はタイでも頑張れないし、タイで頑張れなかった人は日本でも頑張れない。
でも、日本人であるという事実はどこで生きていくにしても、最後まで私たちを拘束し続ける。

私もバンサワイを展開するにつれて、どういったタイとの関わり方のスタンスを保つべきか、ということを深く考えるようになった。「沈没」している人も、最初は単純に観光旅行がきっかけだったのだろうから、第一歩としてタイを勧めるに当たり、どういった紹介をすべきか。。。(結局、私の紹介の如何に関わらず、本人がそれぞれ選ぶ道なのだろうけれど)

私は「沈没」全てを否定しないし、それが人生の通過点であってもよいと思う。(本人が行き場をなくして苦しむ長期の沈没はやめたほうがいいと思うけど)
日本を出てタイの「ぬる~~~い」感じに漬かり、”こういう生き方もあるんだ”と知って、日本の、特に東京の時間の早さの中で生き急ぐ(死に急ぐ)ような生き方だけがこの世の全てじゃないんだと分かった上で、自分の生き方を作り上げていく事は素晴らしいことだと思う。
プレッシャーに押し潰されそうになりながら息を潜めて日本で暮らすより、自分のペースで生きられる場所があるのならそれが海外でも構わないと思う。もちろん、海外で生活することはそれなりにリスクも負うことになるのだけど。

こういった若者が増えているのは日本以外でも同じらしい。南北の経済格差だけでなく、”北”で深刻になりつつある格差社会についていけない人たちが南国に救われていく。私たちの社会は、いつの間にそんなに不寛容で厳しい世界になってしまったんだろうか。。。

私も一時期はタイで暮らすことをかなり真剣に考えたけど、日本ベースで旅行者としてタイを訪問する視点でタイと関わる今のスタイルに満足して落ち着いている。日本からはじき出されて飛び出すようにタイに行く気持ちから、タイで元気をもらい、そういう経験をみんなと分かち合いたいという気持ちに変わってきた。
世界にはいろいろな生き方や価値観・時間観が存在していて、自分の人生は自分で選び取って作り上げていけるのだ、という感覚を持って欲しい。その入口がタイ旅行であったので、私はタイ旅行をテーマにしたホームページを続けているのだと思う。

超ながくなってしまったけど、ぜひぜひ、「日本を降りる若者たち」を読んでみてください~!講談社現代新書です。

あ、冒頭の写真は夕食の餃子です(笑)。
ジャンボ餃子!
大きくてびっくり!

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